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【失敗談】TOEIC 900点は超えたけれど‥

TOEICの試験をはじめて受けたのは大学3年生の時だったと思います。


「就職活動を有利に進めたい!」ぐらいの考えからTOEIC試験を受けてみたのですが、最初のスコアは600点を少し超えたぐらいだったと記憶しています。当時、履歴書に書いて評価されるのは「730点を超えてから」と聞いていたので、とてもショックだったことを今でも覚えています。けっこう勉強したつもりだったので。。



その後も英語の勉強は「いつかアメリカへ留学したい」と考えていたこともあって継続しました。結果として、900点ぐらいなら取れる英語力は身についた感じです。





時は進んで、はじめてのTOEIC試験から20年ほど過ぎた2016年。

留学する気がなくなっていたにもかかわらず英語の勉強をしてきた私に、プチ留学のような機会が訪れました。



それはマーケティング・マネージャーとしてアメリカの企業に勤めることになったことです。アメリカやイギリス、ドイツなど海外拠点のマネージャーたちと毎週数回ほどオンライン会議をするような仕事でした。当然ながら英語を使って話します。



この時に強く思ったのは、多数の外国人の中に1人だけ日本人が参加した場合「TOEICのリスニング・スコアはほとんど意味ない」ということです。。



ネイティブ・スピーカーの話す速さに加えて、毎年のように更新されていく英語の時事ネタや言い回しを理解することは非常に難しく、皆が話している内容をまったく理解することができません。(泣)



しかし、まあ、よくよく考えると日本でも同じことがおきます。流行している言葉自体を知らなければ、日本人同士であっても会話を理解することは難しいかと思います。



では、仕事で使える英語を身につけるために何が大切かというと

それは、発音のキレイさや気の利いた言い回しなどではなく「臆することなく自分の考え方を述べ、相手に動いてもらう力」だと個人的には思います。



フランス人やスペイン人、シンガポール人も会議に参加してましたが、みな独特な発音で「あーしたい、こーした方がいい」と、話したいことを話していました。



余談ですが、一緒の会議に参加していたアメリカ育ちの社長に「何を話しているのかわかりませんでした。教えていただけませんか?」と聞いたところ、「発音が独特すぎて私もわからない(笑)」と言ってました。ネイティブでもわからないので、私のように日本だけで英語を身につけた人間がわかるはずもありません。「皆、内容をちゃんと理解せずに会議しているのか。。」と驚いたものです。



でも、いいんです。


本当に大切なことだったら、あとからメールが送られてきます。私も英語の読み書きならなんとかなるので、どうしても正確に進めなくてはいけない雰囲気の時はメールで確認もしていました。



そんな経験もあったため、子供たちには実践の場で役に立つ英語を身につけさせてあげたいなと考えています。発音や文法のキレイさに囚われすぎたり、相手の反論を恐れて言い淀んんだりしないようになってくれると良いなぁと思ったりしています。

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